オールドノリタケ

ノリタケ ノリタケ

オールドノリタケについて
オールドノリタケとは、1800年代の末頃から第二次世界大戦前後頃まで、森村組(ノリタケの前身)と日本陶器で作られ主にアメリカやヨーロッパへ輸出された食器花瓶などの装飾品などを言います。
それらのオールドノリタケはアールヌーボーとアールデコの2つに大きく分類されます。

1. アールヌーボー様式
オールドノリタケの初期の作品は手造りで複雑な曲線を持ち、花や樹木などの自然をモチーフにし、淡いパステルカラーを基調とした点で、当時のアールヌーボー様式の影響を受けています。アールヌーボーを中心としたオールドノリタケは
(1) 表面を立体的に装飾する技法
(2) 一陳による細かな点を盛り上げる和陶では粒と呼ばれる技法
(3) 盛り上げた生地を下地に刷毛や筆を用いて金を装飾する
(4) 石膏が水を吸収する性質を利用した装飾技法
(5) エッチングと言われる生地の一部を酸で腐食させそこに金を施す技法
などの技法を複雑に組み合わせて製造されました。
オールドノリタケ 食器

2. アールデコ様式
アールデコ様式のオールドノリタケは大正末期から昭和初期の短い期間に製造されたそれまでの高級な装飾品とは異なる機械による大量生産されたファンシーウェアです。
アールデコはアメリカやフランスを中心としたヨーロッパでその当時に流行した装飾様式で、ノリタケのアールデコにはラスター彩で表現されたきらびやかな装飾品が多くみられます。
アールデコによるオールドノリタケをさらに分類すると
( 1 )人物図案 ( 2 )動物 ( 3 )植物 ( 4 )風景 ( 5 )幾何学模様 などがあります。

ノリタケの歴史
日本の金が海外に流出している現実に悩む森村市左衛門は慶應義塾の福沢諭吉を訪ね悩みを相談し、明治9年(1876年)に『森村組』を設立し、弟の森村豊(とよ)はニューヨークに“モリムラブラザーズ”という雑貨店を開店させました。これがノリタケの始まりです。そこでは日本から輸入された日本的な雑貨(陶磁器・漆器・掛軸・屏風など)が販売されました。当時のアメリカでそれらの雑貨は大変な人気で、アメリカ人のお客様は日本からの商品が届くのを待ちかねて、商品が届くと争うように買って行ったほどでした。
その後、大倉陶園を設立した大倉孫兵衛、大倉和親、村井保固、広瀬実榮らが森村組に加わりました。
その後、森村組はアメリカで陶磁器に人気があり今後更に有望な商品になると感じ、自分たちで陶磁器を作り輸出することを決断しノリタケの前身である日本陶器合名会社を設立しました。
その後、ノリタケの食器は日本国内、アメリカをはじめとした世界の国々で使われてノリタケは日本を代表する食器ブランドになっています。

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